メリーランド大、CNTの新奇な特性「遠隔ジュール熱」を発見。電流を流しても発熱しない回路が可能に? (2012/04/15) メリーランド大学の研究チームが、カーボンナノチューブ(CNT)に関してこれまで知られていなかった特性を発見。CNTに電流を流しても、ジュール熱によるCNT自体の発熱が起こらず、代わりに近傍にある他の物質の温度だけが上がるという奇妙な現象が確認されたとのこと。研究チームはこの現象を「遠隔ジュール熱」と呼んでおり、まだ完全に仕組みが理解されてはいないものの、動作中に発熱が起こらない高速・省電力のコンピュータ・チップの実現につながる可能性もあるとしている。 2012年4月8日付「ネイチャー・ナノテクノロジー」オンライン版に掲載された論文の筆頭執筆者 Kamal Baloch氏は、今回の発見について「ナノスケールだけで起こる新現象であり、ジュール熱について私たちが巨視的スケ
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