東京電力福島第一原発の事故で、放射性物質の広がりを予測するシステム『SPEEDI』のデータが速やかに公表されず、住民の避難などに役立てられなかった問題で、中川防災担当大臣は4日朝の閣議後の記者会見で、国の防災基本計画にSPEEDIの公表手順を明確化するよう盛り込むことを明らかにし、6日開かれる中央防災会議で見直す考えを明らかにしました この中で、中川防災担当大臣は、国の防災基本計画の原子力災害対策編で修正する項目を明らかにしました。 それによりますと、放射性物質の広がりを予測するシステム「SPEEDI」について公表手順を明確化することや、区域ごとにあらかじめ避難手順を定めておく計画手順の導入、それに官邸機能の強化などが盛り込まれるとしています。 このうち「SPEEDI」については、現在の防災基本計画では「整備する」などと表記しているだけで、公表手順など具体的なことは明記されていません。 ま