情報通信審議会 情報通信政策部会の「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会」は2012年6月18日に第65回会合を開催した。今回の会合では、B-CAS方式と並存するコピー制御ルールに関する担保手段(エンフォースメント)の新方式の運用開始についての報告が行われた。 関東広域圏での運用開始(新方式の鍵情報送出開始)は、2012年8月中旬以降とする。「8月末ぐらいをイメージしている」(フジテレビジョン 常務取締役/デジタル放送推進協会 技術委員会委員長の関祥行氏)という。これまでは運用開始時期を2012年7月末予定としており、実施時期は1カ月程度延びることになる。 新方式はB-CAS方式と並行運用されるため、地上放送事業者は新方式の導入後、二つの鍵情報(ECM信号)を放送波に多重化する「サイマルクリプト運用」を行う。「このための放送事業者の送出設備改修作業は予定通り進められている」
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