トヨタ自動車と独BMWは1日、環境分野で業務提携することで合意したと発表した。ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)などに活用する次世代リチウムイオン電池を共同で開発するほか、トヨタがBMWから低燃費車に搭載するディーゼルエンジンを調達する。 BMWが日本の自動車メーカーと提携するのは初めて。トヨタは今年に入って米フォード・モーターとHV技術の共同開発で提携しており、海外メーカーとの協業を活発化させている。 トヨタはBMWから調達する1600ccと2000ccのディーゼルエンジンを搭載した小型車を、2014年から欧州で販売する。 ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンに比べ燃費性能が高く、二酸化炭素の排出量が少なくてすむ。欧州では、主要なエンジンとなっており、トヨタはBMWからの調達で、低迷する欧州販売の立て直しを図る。 【関連記事】 富士重「BRZ」初公開 世界トップレベル
トヨタ自動車とドイツのBMWが環境・低燃費分野での提携交渉を始めた背景には、世界的な燃費・環境規制の強化によるエコカー開発の競争激化がある。自動車業界では、環境技術やエコカーを軸にしたメーカーの国境を越えた合従連衡が今後も進む可能性がある。 両社の提携交渉では、トヨタが得意のハイブリッド車(HV)技術をBMWに供与する一方、BMWは低燃費ディーゼルエンジンをトヨタに供給することが検討されている。両社ともエコカーのラインアップを充実させるのが狙いだ。トヨタは新興国市場をにらみ、研究開発や設備投資に重点を置く構えだ。 トヨタはHVをエコカーの主軸として開発、販売に力を入れてきた。開発コスト抑制のため、他社への技術供与や共同開発も進めてきた。昨年はマツダへのHV技術供与で合意。今年8月には米フォードとの小型トラック向けHV技術の共同開発を決めた。BMWへのHV技術供与が実現すれば、量産効果で
トヨタ自動車が、ドイツのBMWと環境・低燃費技術での提携交渉を進めていることが26日、明らかになった。トヨタはBMWが強みとする低燃費のディーゼルエンジンの供給を受け、欧州市場などでの販売力を強化。トヨタが得意とするハイブリッド車(HV)に関する技術協力を検討している。 ディーゼル車の開発コストを抑制し、経営資源をHV、プラグインハイブリッド車(PHV)などに集中する戦略の一環。HVの開発については今年8月、米フォード・モーターと技術提携に合意している。 関係者によると、トヨタは欧州で生産販売する乗用車向けとして、BMW製のディーゼルエンジンを調達する。日本市場と異なり、ディーゼル車が主流の欧州市場で、トヨタの販売台数は10年実績で約80万台、シェア約4%と低迷しており、今回の提携は商品力の強化も狙っている。 BMWにとっては、量産効果によるディーゼルエンジンのコスト削減などが期待で
トヨタ BMWと提携交渉 11月26日 4時55分 トヨタ自動車は、自動車の環境規制が一段と厳しくなるヨーロッパ市場での販売力の強化を図るため、ドイツの自動車メーカー「BMW」と提携し、ヨーロッパで普及が進むディーゼルエンジンを「BMW」から供給を受ける方向で交渉を進めていることが明らかになりました。 関係者によりますと、トヨタはドイツの「BMW」と提携し、環境性能の高いディーゼルエンジンについてBMWから供給を受ける方向で交渉を進めているということです。ヨーロッパの去年の自動車販売はおよそ1700万台で、ディーゼル車の普及が進んでいますが、トヨタの販売台数はおよそ80万台と伸び悩んでいます。このためトヨタは、自動車の環境規制が一段と厳しくなるヨーロッパ市場に、BMWのディーゼルエンジンを搭載した車を投入し、販売力の強化を図るねらいがあるものとみられます。一方、BMWはトヨタにエンジンを供
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