大手スーパーのイオンは、本社などの冬場の暖房温度を例年より3度低い20度に設定し、社員が勤務中に自社製のフリースのジャケットを着用する「フリースビズ」を11月から始める。地球温暖化対策の一環で、約4000人が対象になる。 冬場にセーターなどの着用を認める「ウォームビズ」は多くの企業が実施しているが、イオンは「フリースは保温性が高く、軽くて動きやすい」としてフリース着用による取り組みを推進。自社製品の販売拡大につなげる狙いもある。 社員がフリースを着用するのは、イオン本社や東北、関東、中部、西日本の各地区本部で、期間は11月1日から来年2月28日まで。スーパーなどの店舗は対象外。 イオンは今回の取り組みに合わせ、ジャスコの一部店舗で販売していた独自ブランド(PB)の「トップバリュ フリース」の商品数を婦人用も含めて大幅拡大。9月下旬からジャスコ、ダイエー、メガマートなど全国496店舗で販売を