「夜、寝る前に明るい光を浴びると、体内リズムや代謝のメカニズムが狂い、さまざまな弊害が出る」という話はどこかで1度は耳にしたことがあるだろう。 英国ロンドンの〈がん研究所〉のコホート調査により、明るめの寝室で眠る習慣のある人は、肥満になる傾向が高いことが分かった。 寝室の明るさ4つに分類 研究チームは16歳以上の女性11万3000人に(乳がんのリスクファクターに関する研究のため、対象者は女性のみ。平均年齢47歳)、睡眠時の寝室の明るさを以下の4つから答えてもらった。 本がじゅうぶん読める 部屋の奥は見えるが本は読めない 目の前の手のひらは見えるが、部屋の奥までは見えない 目の前の手のひらも見えない(真っ暗)、もしくはアイマスク着用 肥満との関連を検証 そして、BMI(肥満指数)、胴回りのサイズ、ウエスト対ヒップ率との関連を調べたところ、明るい部屋で寝ている人ほど、すべての数値が高くなってい