Copyright(C)新潟へぎそばの角屋 蕎麦（そば）と日本酒って相性抜群ですよね。 蕎麦屋でお酒を飲む習慣は江戸時代からあるそうです。 蕎麦というと新潟ではへぎそばが有名です。 小千谷や十日町地方で作られるそばで、 つなぎに海藻のフノリ（布海苔）を用いて作られます。 これは全国的にも珍しい作り方だそうです。 フノリをつなぎに使うようになったのには この地方が昔から織物が盛んで、糊（のり）付けや洗い張りに フノリの煮汁を利用したため、 蕎麦のつなぎにも用いられたという説があります。 小千谷、十日町で作られるへぎそばの特徴は 弾力があり、ノド越しが滑らかであることです。 「へぎ」と呼ばれる木箱の上に一口サイズにまとめられた 蕎麦がきれいに並びます。 人数分を盛り合わせた「へぎそば」を大勢で頂くのも特徴的なところです。 親戚の家で年越し蕎麦を食べるときなどもこのスタイルでした。 この「へぎ」

日本酒の味わい香りはとても繊細なものです。 普通の人は一升瓶をラッパ飲みしたりしませんよね。 私は何回かあります…。A=´、｀=)ゞ 多くの方は酒器やグラスで頂きますよね。 銚子（ちょうし）お猪口（ちょこ）、グラスにつく汚れは 見た目上あまり気づきにくいですよね。 特に陶磁器製の銚子などは、内側の汚れはほとんど見えません。 それだと汚れていても気づきませんね。 この汚れに気づかずに日本酒を飲むと本来の味わい香りを 損なってしまいます。 美味しく愉しむには酒器・グラスの洗浄や清潔な環境で保管するなど 衛生面に配慮することがとても重要です。 ●銚子、猪口、グラスなどの酒器は他の食器と一緒に洗うのは避けましょう ●他の食器とつけ置き洗いは絶対に止めましょう！ 食品のたんぱく質や雑菌が酒器に付着することで、落ちにくい汚れになります。 またこんな実験結果もあります。つけ置き洗いは１０時間経過するとブ

新潟のお酒を買うときにこのマークを見かけたことはありますか？ コレです ※このマークは青色とは限りません。紫や茶系、赤などラベルについています 新潟清酒産地呼称協会が 新潟にとことんこだわった美味しいお酒にだけ付けることを認めている シンボルマークです。 「NIIGATA-O-C」はニイガタオリジナルコントロールの意味です。 以下のような条件があります。 米　原料米は五百万石、高嶺綿など新潟県産米１００％を使用。 地　醸造地として仕込みから瓶詰めまですべての製造工程が新潟である。 水　新潟県醸造試験場が認定した良質な新潟の水だけを仕込水としていること。 質　精米歩合は60％以下の特定名称酒であること。 技　上記の条件を満たし、品質委員会の厳正な審査をパスした 新潟の伝統的な酒造りで醸（かも）した酒であること。 この５つの条件を満たして初めてシンボルマークが与えられます。 新潟の地酒を買う時

私たち日本人と日本酒の関わりは 古来からとても密接な関係にあります。 日本酒は昔から人生の節目で重要な役割を担ってきました。 特にお祝いをするときには祝儀として贈られてきました。 成人式、卒業祝い、就職祝い、結婚祝い、お子さんの誕生祝い、新築祝い 還暦・喜寿（７７歳）祝い、銀婚（２５年）・金婚（５０年）祝いなどです。 このような贈る文化は祖先が おめでたい日には神様に感謝の気持ちをこめて「お祝いの酒を」という 意味がこめられているからです。 そのことからお祝いの席では「お酒を頂くこと」＝「神様のご相伴(しょうばん)をさせて頂く」 ということで欠かせないものになりました。 また、通夜ぶるまいや精進落しなどの「不祝儀」でも お酒は「お浄め（おきよめ）」の働きをします。 お祝い事にはお酒を贈り、不祝儀には贈らない。 古来から続く日本（酒）の変わらない文化です。 １２月上旬～１２月２０日頃までお歳