キャンドルをともして銃乱射事件の犠牲者を追悼する住民ら=米南部テキサス州ユバルディで2022年5月29日午後9時11分、鈴木一生撮影 <ka-ron> またしても米国で銃乱射事件が起きた。背景には、世界的規模で広がる「ある言説」が潜んでいる。 事件をおさらいしよう。5月14日、米東部ニューヨーク州のスーパーで、白人の男(18)が銃を乱射した。黒人が多く住む地区で、13人の死傷者のうち大半が黒人だった。逮捕された容疑者は、白人至上主義的な主張を180ページもの文書にしたためていた。 その内容は2019年にニュージーランドで起きた、イスラム教徒を標的とする銃乱射事件の容疑者の声明に酷似している。自分たちの国は白人のもの▽劣った人種の移民が押し寄せ、白人は少数派に転落しそう▽国家的な脅威、危機である――というのだ。
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