VS2003あたり以降では、CRTとしてmsvcrXXX.dllという名前のDLLが用いられていますが、VSのバージョンごとにファイルが変わることもあり、ソフトウェアの利用者としては迷惑な話です。もちろん、以前は同じmsvcrt.dllでも版毎に実装されている関数が異なるということもあったりしたわけで、それはそれで困るのですけど、やはり別途DLLを要するのはできるだけ避けたい感じです。以前、あるDLL不要を謳うアーカイバで、開発環境の変更に伴ってCRTのインストールが必要になり、少し前にそれでかなり批判されたようですが…(まあ、作る側としては動けば何でもいいはずなので、私は別にそれを批判する気はないのですけど)。 まあ、要するに追加する必要のあるDLLは少ない方がいいですよね、ということで、VS2008でmsvcrt.dllにリンクした実行ファイルを作る方法を紹介します。といっても、「丁稚