コンテナオーケストレーションシステム 「Kubernetes」 前回でも少し触れましたが「2014年、Google社が自社サービスをコンテナ化しており、毎週20億のコンテナを起動していた」こと覚えているでしょうか。これほどまでのスケールになると、様々な問題が出てきます。 システムの運用管理、凄まじい数のコンテナをどのように作成・配置するのか、システムの可用性、スケーリングはどうしていくのか、状態監視をどうするか、などなど。それらの煩雑なタスクやワークフローを自動化してくれるのが「オーケストレーションシステム」といわれる、いわばオーケストラの指揮者のような存在です。今回から3回にわたって、コンテナマネジメントのデファクトスタンダードといわれる「Kubernetes」について紹介します(図1)。 Kubernetesを構成する クラスタとノード Kubernetesの構成要素には様々な概念や用