野々村被告、記憶ない連発 「政治家って」あきれる市民 政務活動費913万円の詐欺罪などに問われた元兵庫県議・野々村竜太郎被告(49)の初公判は26日午後も神戸地裁で続いた。起訴内容をめぐり、捜査段階から一転して否認した被告は被告人質問で「記憶にない」「覚えていません」などの答えを90回以上にわたり繰り返した。地裁は2カ月間の勾留を決め、被告は身柄を拘束された。 日帰り出張344回分のうその証明書類を作成したとされる点について、検察側は「2013年4月に福岡や東京、兵庫・城崎にほぼ毎日出張を繰り返した記憶はあるか」と質問。被告は何度も「覚えておりません」と述べた。弁護側が尋ねると「行ったことがあると言われれば行ったような気持ちになり、行かなかったと言われれば行かなかったような気持ちになります」と答えた。 領収書の改ざんについても、単価と数量が修正テープで隠されたレシートの写しを検察側から示さ