フジテレビの「笑っていいとも!」が3月31日の放送をもって終了となります。国民的番組の一つといえる存在でしたが、32年の歴史に幕を下ろします。これにはどんな背景があるのでしょうか? 番組が終了する最大の理由は、打ち切りとなる他のテレビ番組と同様、視聴率の低迷といわれています。かつては、昼の時間帯としては異例ともいえる20%台後半の視聴率を記録したこともありますが、最近は数%台に落ち込んでいるといわれていました。ただ昼の時間帯は10%を超えれば大ヒットですので、致命的というほどの低迷ではありません。わざわざリスクを取って新しい番組に変える必要があるのかという疑問も湧いてきます。 このあたりについてはフジテレビの番組編成の戦略ということになりますが、同社では長期的な観点から番組打ち切りを決断した可能性が高いと考えられます。 テレビ番組をはじめとするコンテンツには、最初のターゲットとなる視聴者層