戦国時代にお米を削る技術はそこまで進歩していないと思うので、静子の作ったお酒はお米の削られ具合が90~70%程度で作られる、本醸造酒か純米酒のどちらかになり、そして、純米酒と醸造酒の違いはお酒を造る過程で一緒に混ぜるものに醸造アルコールが含まれるか、含まれないかで変わってきます。 信長にアルコールの生産を頼まれていたので、醸造アルコールの製作には成功しているので、静子の作ったお酒は米と麹と水と醸造アルコールで作る本醸造酒だったのではないでしょうか。 清酒の歴史 実は清酒は諸白(もろはく)という製造方法で奈良時代位から作られていて、既に透明度の高いお酒があったようです。 これは白米でお酒を造る方法で、現代の普通のお酒の作り方と変わりませんが、精米技術が乏しかった時代では大変難しい事なので、大変高価なお酒でもあります。 よって、一般に製法が簡単な玄米を用いて製造された濁り酒が主流でした。 いつ