依存性が強いとされる向精神薬「リタリン」を営利目的で販売したとして、兵庫県警が、麻薬取締法違反(営利目的譲渡)の疑いで東京都世田谷区に住むマンション経営、小岩井由香容疑者(55)を逮捕したことが11日、捜査関係者への取材で分かった。 小岩井容疑者は5~6年前から、インターネットサイトなどを使ってリタリンを全国各地の100人以上に販売。数千万円を売り上げていたとみられ、県警は裏付けを進めている。捜査関係者によると、逮捕容疑は今年2月、長野県内の女性にリタリン数錠を数千円で販売したとしている。 捜査関係者によると、昨年11月、兵庫県内の20代の男性が死亡した件を調べた結果、男性が小岩井容疑者から大量にリタリンを購入していたことが判明した。小岩井容疑者は、全国各地からリタリンを仕入れ、仕入れ先には生活保護受給者も含まれているという。
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