今日は、私がうつ病と診断され、絶望していたときにくり返し読んだ本をご紹介したいと思います。 KinKi Kids・堂本剛さんのエッセイ『ぼくの靴音』。 この本にははっきりと書かれていませんが、堂本剛さんは過去に過呼吸症候群・パニック障害に苦しんでいたことを告白しているそうです。*1 当時の私は、仕事に疲れ果て、人間関係もうまくいかず、弱り切っていました。そんなときこの本に出会い、彼の言葉に救われました。「こんなにネガティブで、ウツウツと考えてるのは私だけじゃないんだ」「私が感じていたことは間違いじゃなかったんだ」と。 堂本さんの繊細な感受性、自分と正面から向き合う姿、そこから生まれる言葉の数々……。 もう一度読み返してみて、改めて、彼の優しさを感じました。 「死にたい、死ねない、死にたい、死ねない、死にたい」 堂本さんは、心の病に悩まされていた過去について語っています。 命の崖っぷちに立っ