デジタル文化のトップランナーは、最新のカーナビゲーションシステムをどのように評価するのか。業界最速のスクロール※と、高音質、高画質を誇るケンウッドの“彩速”カーナビMDV-727DTを、チームラボを率いる猪子寿之氏がテストドライブ。その能力を試すと同時に、カーナビの未来と可能性を語った。 ※2011年2月現在、ケンウッド実測値による 「うわ、速っ! これヤバいですよ」 助手席からカーナビ画面をタッチして、地図をスクロールする猪子寿之さんが驚きの声をあげる。 「僕はカーナビの反応が遅いのが許せないタイプなんです。タクシーに乗ると、たまに後席から手を伸ばして操作したくなります(笑)」 猪子さんは「いま一番大事なのはスピードですから」と語る。なぜカーナビの反応スピードがそれほど大事なのだろう? 「ウェブの世界には有名な方程式があるんです。amazonなら表示速度が0.1秒遅くなると売り上げが1%