阪神のマット・マートン外野手(30)が9日のオリックス戦(甲子園)の試合後、報道陣から守備に関して質問され、「能見投手が嫌いだから、相手に点をあげた」という趣旨の発言を英語でし、通訳が「冗談です」と取り繕う一幕があった。 質問は四回2死二塁の場面で、投手は能見。相手打者が右前打を放ち二塁走者が本塁へ向かった際、浅めに守っていたマートンの送球がそれ、アウトにできなかった。マートンは発言のすぐあとに「しっかり(捕手への)ライン上に投げられなかった」と冷静に振り返った。球団広報は「試合後のチームミーティングでも(同じ場面について)指摘され、その直後に報道陣の質問を受けたため、感情的になって冗談を言った」と説明した。