私にとって任天堂というのは特別な存在であり、あらゆるゲーム機もゲームソフトも任天堂を基準にプラスかマイナスかを判定する、いわばメートル原器みたいなものであった。 ところが、2010年にえらいことが起きた。1989年のゲームボーイ登場以来、わが家の携帯ゲームの“与党”の座を死守してきた任天堂。しかし、その座をあっけなくiOS(iPad/iPhone)に明け渡し、“野党”に転落してしまったのだ。私はニンテンドーDSのソフトを数本しか買わなかったが、気がつけばiOS対応のゲームソフトを数100本プレイしていたのである。 この件はまた稿を改めさせていただきたいところであるが、2011年こそはニンテンドー3DSが再びわが家の与党の座を奪取してくれることを期待しつつ、今回はiOS用ゲームの2010年ベスト10作品を選んでみた。なお、私は基本的にアクションゲームが好きなので、コマンド選択式のRPGなどは