government of the people, by the people, for the people 息つく間もなく、こんどは「ドバイ・ショック」だという。 債務総額590億ドルといわれる政府系企業「ドバイワールド」と子会社「ナキール」が、借金の返済を待ってくれと、英国など欧州の金融機関に泣きついた。 おかげで、ドルやユーロから円に乗り換える動きが出て、円相場が急上昇。鳩山政権に難題がまたひとつ増えた。 円の信頼性のほうが高いと見られるのは悪いことじゃないが、輸出企業は苦しみ、デフレは進む。気まぐれな「Mr.マーケット」があたふたするのは仕方なく、政府が為替介入してうまくいく保証もない。 ショックというより、「やっぱりそうか」だろう。ことし4月に金融危機終結を宣言したドバイ首長国政府だが、カジノ資本主義の崩落はまだ続いていたということだ。 「GDPの成長など、実体経済は引き続き順