2010年2月15日のブックマーク (2件)

  • 相対的貧困は解決できるか - 内田樹の研究室

    晩ご飯のあと、ごろんと寝ころんだら書棚にあった『貧困を救うのは、社会保障政策か、ベーシック・インカムか』(山森亮・橘木俊詔、人文書院、2009)というの背表紙が眼に入った。 そのまま手を伸ばして読み始める。 書架というのはこういうときに便利である。 読み始めたらおもしろくて、最後まで読んでしまった。 橘木さんは67歳の経済学者、山森先生は40歳の社会政策学者。学問的なアプローチも、ものの考え方もずいぶん違うけれど、きちんとした対話になっている。 相手と意見が違うときも、ふたりとも遠慮なく「私はそうは思いません」と言うけれど、それはたいていの場合、相手の発語を塞ぐというより、「それ、私にもあなたにも、どちらにもわからないことでしょう」という表示である。 過去の事例だけれど、まだ成否の検証が済んでいない政策と、未来予測に属する政策については、「私はあなたと評価を異にする」ということを表明して

    wordblow
    wordblow 2010/02/15
    経済成長の相対的貧困は捨てるべきって話。部屋代が払えて毎日3回メシ食いたいってのは何貧困!?
  • マルクス本を書いてます - 内田樹の研究室

    ひさしぶりに時間が空いたのだけれど、あまりにバックオーダーが多いので、どこから手を着けてよいか、わからない。 原則としては (1)締め切りが切迫しているものから書く (2)書き上げるのに要する時間の少ないものから書く (3)おもしろそうなテーマのものから書く ということになる。 締め切りが切迫しているものは「自殺論」。これはもう書いちゃったからあとは英訳するだけ(それに時間かかるんだけど)。 書き上げてしまうと「これで完成!」というのは、石川さんとの共著の『若者よ、マルクスを読もう!』の上巻。 これはぼくと石川さんが往復書簡で、マルクス=エンゲルスの代表的著作を「高校生が読みたくなるようにご紹介する」というハート・ウォーミングな企画である。 「高校生が思わず読みたくなる」ようにマルクスを紹介する仕事って、楽しそうでしょ。 『共産党宣言』から始まって、『ユダヤ人問題によせて』、『ヘーゲル法哲

    wordblow
    wordblow 2010/02/15
    過激派の内ゲバとか共産党は自(+公)体制下の出来事。日本の精神構造が変わっていく。ブックオフ~!