「スイッチを入れる人たち」の2回目はユーグレナ取締役の永田暁彦(32)さん。財務担当として出雲充社長を支え上場を実現させ、今度は「リアルテック」というキーワードを掲げて、新しいベンチャー投資ファンドを立ち上げた。若きキャピタリストは近未来の日本のベンチャーシーンをどのように描いているのか。 ―まずこのベンチャーキャピタル(VC)ファンドをやろうと思ったきかけは何ですか?ベンチャー投資はこの1、2年バブっていますよね。 「確かにITやウェブアプリはインフレだと思いますよ。でも僕たちが今回、言葉として使っている『リアルテック(オンラインで簡潔しない技術)』の領域は結構、ポートフォリオとして空いているんです。ヘルスケア、バイオ、エネルギー、ロボットとか。本来、ここは日本の強みですよね。大学の研究室を含めていい技術がいっぱい眠っていて、本当に面白い。それを引っ張り出してビジネス化したい。まさにユー