11月13日(金)の夜、パリとサン・ドニを襲った同時多発テロ。130人近い犠牲者と、350人にのぼるケガ人を出す痛ましい事件となりました。 フランス、テロ後の週末の様子 フランスでは即日非常事態宣言が出され、テロリストの身元確認とその組織の捜索に着手。また国境検査を含む、公共交通機関や施設の出入りなどありとあらゆる検査の強化がなされています。 15日(日)から17日(火)までは、国を挙げての服喪期間とされ、公共施設では弔意を示す半旗が揚げられ、16日(月)正午には、全国で1分間の黙祷が捧げられました。 この週末、フランスの空気は重く、すれ違う人たちもどこか覇気がなかったり、ピリピリしているように感じました。多かれ少なかれ、フランスに住む人はみなテロ事件の重みを感じながら過ごした2日間だったと思います。 そんな中、この国の閣僚の動きはさすがに素早く、週末中に多くの対応策が練られ、実行されまし