街宣活動で民族差別をあおる「ヘイトスピーチ」(憎悪表現)問題をめぐり、橋下徹大阪市長は20日、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の桜井誠会長と市役所で面談した。主なやり取りは次の通り。 ◇ 《先に会場入りした桜井氏が着席し、扇子をあおぎながら橋下氏を待つ。開始予定時刻から数分過ぎたところで橋下氏が姿を現す。その表情は強ばっており、桜井氏から数メートル離れた席に座る》 市職員「それではただいまからヘイトスピーチに関しまして、『在日特権を許さない市民の会』桜井会長と、橋下大阪市長の意見交換を始めます。それでは橋下市長、よろしくお願いいたします」 橋下氏「先に言ってもらったらいいんじゃないですか」 桜井氏「あぁそうですか」 橋下氏「ええ」 桜井氏「まずねぇ、いろいろと言いたいこともあるんですけれども、ヘイトスピーチについてお伺いできます?」 橋下氏「いや、僕の意見を聞くんじゃなくて」 桜井