以下、自分のブログのための適当メモ。 『おちょやん』の魅力『おちょやん』は、スジ(脚本)・ヌケ(映像)・ドウサ(演技)すべてが優れた作品であり、『カーネーション』『朝が来た』以来の傑作である。 初回視聴率が18.8%と、『エール』等と比べて低迷している事が話題になっているが、傑作『カーネーション』の初回視聴率は16.1%だ。つまり、朝ドラの品質と視聴率には関係がないのだ。 『おちょやん』の特徴は、映像や演出の素晴らしさ、そして何よりも完璧な河内弁を駆使する杉咲花(東京出身)を筆頭とした俳優陣の演技にあるのだが、このメモでは主に脚本について触れたいと思う。 第1週目「うちは、かわいそやない」(2020/11/30~2020/12/4)■ 舞台第1週目は、「おちょやん」こと竹井千代の子供時代が舞台だ。 千代は『おしん』のような貧困家庭で育つ。父親のテルヲ、弟のヨシヲと暮らしており、母親は亡くな