■鹿尾菜(ひじき)名前の由来 ひじきは、昔から日本人になじみの深い海藻で、その歴史はそうとう古く、 ワカメやアラメとともに各地の貝塚や遺跡からも発見されています。 このことは縄文時代や弥生時代から、人々が食料として利用していたことを裏付けています。 そして『伊勢物語』第三段には「男(在原業平)」 が「二条の后」に平安京では貴重であった 「ひじき藻」 を贈る場面が登場します。(右の歌→) ちなみに、ひじきの季語は「春」です。 ひじきは漢字で「鹿尾菜」と書くことがありますが『本朝食鑑(ほんちょうしょくかがみ)』 という江戸時代に書かれた本によると「鹿には尾がなく、短い黒毛で、この海藻に似ているのでこういう名前がつけられたのであろう」と述べられおり、平安時代の百科辞典「倭名類聚鈔」という書 物にも登場したそうです。 ■敬老の日は「ひじきの日」 ひじきが昔から、長寿のための食べ物と言われてきたこと
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