「日本人の3人に1人が、がんになる」といわれるほど、“がん”という病は身近にあり、目をそらせない脅威である。がん組織を切除する外科手術が治療法として知られているが、その治療に貢献すべく、新しいツールが開発されている。それが、ロンドンにあるImperial College Londonの研究チームが取り組んでいるスマートメス「iKnife」である。 「iKnife」は、外科手術中にリアルタイムでがん組織を検知する電気メス。この電気メスは、熱によって組織を切断し、“組織が気化するときに生じる煙”に含まれる成分を、リアルタイムに分析、検出するというものだ。これまで、腫瘍を取り除く際に、切除している組織ががん細胞かどうかを見極めるのは難しく、正常な細胞まで切除してしまうケースもあったが、このスマートメスは、切除した組織ががん細胞に侵されているどうか、わずか3秒以内で検知。これまで、ラボテストで30
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