ブックマーク / tsukimori.hatenadiary.org (5)

  • 森の十字路伝説:2006-08-03

    昔、「ROOMMATE〜井上涼子〜」というセガサターン用ギャルゲーがありました。サターンの内蔵時計を利用して、女子高生とのリアルタイム同居生活を楽しむシステム。例えば朝にゲームを起動すれば登校する彼女と挨拶ができて、夕方は帰宅する彼女に「お帰り」を言い、夜に繋げば個室で過ごす彼女と会話ができるという、今日に至ってもなお燦然と素晴らしくダメなゲームデザインです。 とはいえ、セガサターンの内蔵時計は体の設定画面で操作が可能ですから、実際は時刻を任意に動かして井上涼子の時(イベント)間を"かすめとる"ことが可能で、それが「ROOMMATE〜井上涼子〜」という作品に関するゲームプレイの実体だったのでしょう。 しかし僕は、購入後1ヶ月はいっさい内蔵時計を操作せず、現実の時間通りにゲーム内の時計を進めていました。朝、登校するときに起動、夕方帰ってきて起動、夕飯をべ終わって起動、そして寝る前に起動。

    森の十字路伝説:2006-08-03
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    wtnb18 2006/08/04
  • ■ - 森の路はずれ(避難所)

    土曜日の朝はなんというか、貴重です。これから仕事に行くんだ自分と、根拠なきお休み雰囲気とのお茶目ない違い、蒸し暑くなる手前の奇妙に清々しい避暑地感が、溌剌と慰めてくれている感じといえばいいでしょうか。誰をって、僕を…。 何事もなかったかのように平常営業の自販機に、ほのぼのと親近感を覚えてしまいます。1000円札は使えなかったりするけどね。 □ 帰りに、「コンピュータ・ゲームのデザインと物語についての研究会 第三回」(GLOCOM)という研究会に参加してきました。 http://www.glocom.ac.jp/j/news/index.html 「プレイヤーという存在― プレイヤーキャラクター / プレイヤー圏 / ゲームからの逸脱 ―」という表題に純粋に興味を覚えて足を運んでみましたが(遅刻したけど)、お二方による発表会(プレゼンテーション)というスタイルのそれは、正直あまり僕の関心と

    ■ - 森の路はずれ(避難所)
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    wtnb18 2006/07/30
  • ■ - 森の路はずれ(避難所)

    「先生が授業に遅れたのは、A男さんと話していたからです。『みんなが僕のことを嫌っているから、学校に行きたくない』と言っていました」5年生の教室が、一瞬にして静まり返った。 「みんなは口には出さないけど、心の中でA男さんを避けているように見えたよ。二人組を作る時、できれば一緒になりたくない。鬼ごっこでも手をつなぎたくない。そんな風に思っていなかった?」と聞くと、ほぼ全員の手が挙がった。 「みんな正直だねえ。でもね、A男さんは体が弱いのに、水泳の練習やサイクリング遠足の時、一生懸命がんばっていたよ」と言った。だが、その後に続く言葉が出ない。彼らは昨日までA男を嫌っていたのだ。「きょうから仲良くしよう」と押し付けても、当の解決にはならないと思った。 困り果てて下を向き、しばらくしてゆっくり顔を上げた。すると……。目の前には何人もの子どもたちの手が挙がっていた。「消しゴムを忘れたら進んで貸してあ

    ■ - 森の路はずれ(避難所)
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    wtnb18 2006/02/20
  • さりげなくずっしりと - 森の路はずれ(避難所)

    βテスト時代からの腐れ縁だった人が、完全引退をしました。 とはいえ既に半年以上ログインして来なかったので、ギルドでは半ば引退扱いのようなものでしたが。無料期間を利用してログインし、全財産を放り出すようにギルドへ寄付して彼は、今朝、さりげなくログアウトして去っていきました。 「じゃあまたどこかで会おう」 「そうだね」 自意識過剰な引退式や、意気地のない引退セールなどおくびにも出さず、クリスマスを過ぎ役目を終えたイルミネーションの灯が消えるかのように、つつがなく飄々と(少しくらい練りこまれた別れの言葉があってもいいじゃないかとこっちが不満に思ってしまうほどに)、彼はラグナロクオンラインという常日の祭りから離れていきました。 とはいえ彼は元々のオンラインゲームファンですから(「FPSが楽しい」とかよく話していた)、ラグナロクオンライン2が出たりした日にはひょっこり再会するような気もするけれども。

  • ゲームカセット、僕の宝物 - 森の路はずれ(避難所)

    日付の朝刊の投書欄に、小3の息子がゲームカセットを入れた袋を失くしてしまったけれど、それを拾った女性がカセットに書いてあった名前を頼りに近隣の学校に問い合わせ、3校目でヒット、わざわざ学校まで届けに来てくれたという話が掲載されていました。 「子供さんの宝物でしょ。ちょっとおせっかいしたのよ」とその女性。その法外な優しさが洒落ていますね。 「ゲームカセット」という古びた言葉が鼻腔をくすぐってやまないノスタルジック。カセットは裏に名前を書くものだというお行儀のよさは漢字練習帳にびっしり詰まっているアレ。どんなに不良っぽいクラスメイトから借りたカセットにだって、裏を見れば油性マジックで名前が書かれていたものです。価値判断の差し挟まれる隙を母性的密着で塞がれたかのように、マス目いっぱい、当たり前なことという連帯感覚が、人間的な意味での道徳となっていくのでしょうね。 「ゲームソフト」という言葉は、

    ゲームカセット、僕の宝物 - 森の路はずれ(避難所)
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    wtnb18 2005/12/21
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