make作業の統合 ここまでで、ライブラリのビルドとアプリケーションのビルドが完了して完了ですが、現状の構成では、libcsv/makeと./makeの2回のビルド作業が必要になり少々面倒です。一度のmakeでライブラリおよび本体のアプリケーションをビルドしたいと思うのがほとんどの開発者でしょう。そこで、さらに手を加えて一度のmakeでアプリケーションをビルドできるよう修正していきます。 ライブラリ側のファイル(configure.ac/makefile.am)は特に変更する必要はありません。ライブラリ単体で開発する場合はlibcsv内でmakeしながら開発します。アプリケーション本体側の設定にlibcsvを認識するよう指定をおこないます。 SUBDIR変数の指定 automakeでサブディレクトリを再帰的にビルドするためにはautomakeにサブディレクトリの存在を、SUBDIR変数に設