日常のふとした場面を詠んだ「サラリーマン川柳コンクール」が、36回目を迎える今年、コンクールの名称を「サラっと一句! わたしの川柳コンクール」に改名した。「サラリーマン」という言葉は、男性のイメージ…

ここ数年、フェミニズム関係の本は人気を博すようになっており、海外の書籍が続々紹介されています。韓国文学をはじめとするフェミニズム系の文学作品は相変わらず人気がありますし、文学作品以外でも、2020年はシンジア・アルッザ、 ティティ・バタチャーリャ、ナンシー・フレイザーの『99%のためのフェミニズム宣言』(惠愛由訳、人文書院)やキャロライン・クリアド=ペレスの『存在しない女たち――男性優位の世界にひそむ見せかけのファクトを暴く』(神崎朗子訳、河出書房新社、これは私が書評も書いています)など、フェミニズム関係の重要な英語の本が日本語に翻訳されました。 2021年最初の連載となる今回の記事では、2021年に翻訳が期待されるジェンダー関係の英語のおすすめ本を3冊、選んで紹介しようと思います。 デボラ・キャメロン『フェミニズム――思想、議論、政治運動入門』 Deborah Cameron, Fem
朝日新聞が運営するウェブメディア『かがみよかがみ』において、11月20日に公開された社会学者上野千鶴子氏とライターの対談記事がネット上で批判を浴びている。 上野千鶴子が、労働である「セックスワーク」とプライベートなセックスとを並置し、前者を「肉体と精神をドブに捨てる」行為だと否定的な言葉で説明した。批判の焦点は主にそこにある。 今回の批判において強く発言している方もメンバーに含まれるSWASHが編集した『セックスワーク・スタディーズ』(日本評論社/2018.9)には、社会的にスティグマを押し付けられてきたセックスワーカーが、それらが正当な労働とみなされず、非難の対象になるか、あるいはその人自身の意志や主体性を尊重されずに「かわいそうなひと」としてスティグマ化されてきたこと、それゆえに安全な労働環境の整備が遅れ、差別の対象になってきたことが論じられている ※1。 「男に求められてするセックス
なんで東大卒なのにフリーター? 〜チャットレディ、水商売、出会い系サクラ…渋澤怜アルバイト遍歴とこれまでの人生~ 「渋澤怜の自己紹介」と関連する記事です。 まだの方はそちらもどうぞ! ■なんで東大卒なのにフリーターに? ~渋澤怜のおいたち~子供の頃の私は、本好きで、また既に小説を書いていました。そして謎の自信により「大人になったら小説家になる」と思い込んでいました。 それから、もともと勉強が好きで得意でもありました。(特に国語は、年度初めに教科書を貰った瞬間に全部読んでいた。新たに習う漢字はほとんど既に知っていたので、「何で習うんだろう?」と謎だった) そんなわけで一度も親に「勉強しろ」と言われないままスイスイ育ち、高校は国立の進学校に入学、そこの生徒がほとんど東大を受験するため「じゃあわたしも受けよう、なんか日本一でかっこいいし」という理由で東大を受験し、文科Ⅲ類に合格。 そう、よく「何
2016.10.20 12:00 「世界の半数、でも社会のマイノリティ」としての女性/『洗礼ダイアリー』文月悠光さんインタビュー【後編】 現代を「若い女性」、そして「詩人」として生きる息苦しさに悩まされながら、社会の中にある歪みをまっすぐに見つめ、おずおずと言葉で語る文月悠光さん。前編では、セクハラや異性の目線、「女性」に押し付けられる役割について、ご自身の経験をお話ししていただきました。後編では、初のエッセイ集『洗礼ダイアリー』(ポプラ社)に綴られた「人間世界の半数を占めながらも、人間社会の中ではマイノリティである存在」としての女性の声、そしてそれに共鳴するかのように響く読者たちの声、文月さんが言葉を綴ることに持つ希望について語っていただきます。 ・今の世を「若き女性詩人」として生きることの生きづらさ――『洗礼ダイアリー』著者・文月悠光さんインタビュー【前編】 「人間世界の半数、でも人間
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