朝日新聞が運営するウェブメディア『かがみよかがみ』において、11月20日に公開された社会学者上野千鶴子氏とライターの対談記事がネット上で批判を浴びている。 上野千鶴子が、労働である「セックスワーク」とプライベートなセックスとを並置し、前者を「肉体と精神をドブに捨てる」行為だと否定的な言葉で説明した。批判の焦点は主にそこにある。 今回の批判において強く発言している方もメンバーに含まれるSWASHが編集した『セックスワーク・スタディーズ』(日本評論社/2018.9)には、社会的にスティグマを押し付けられてきたセックスワーカーが、それらが正当な労働とみなされず、非難の対象になるか、あるいはその人自身の意志や主体性を尊重されずに「かわいそうなひと」としてスティグマ化されてきたこと、それゆえに安全な労働環境の整備が遅れ、差別の対象になってきたことが論じられている ※1。 「男に求められてするセックス
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