私は長い間、「LGBTだから、子育てはできない」と思って生きてきました。また、私は器質性月経困難症という病気を抱えていることもあり、妊娠・出産には子育て以上に不安があります。LGBTということだけでなく、持病があることからも、妊娠・出産自体、私にはきっと難しいだろう……、そんな風に思っていました。「子育てするなら、自分で産まなければならない」、「自分で産まなければ愛せない」という考えに囚われていた私は、「妊娠・出産を諦めるなら、同時に子育てすることも諦めるしかない……。」と、子育てすることを諦めかけていたのです。 ところが、数年前に妹に娘が産まれて、そんな私の考えは吹き飛びました。私が産んだ子ではないのに、姪が愛おしくてたまらないし「この子のためなら何でもできる」という強い気持ちがどこからともなく湧いてきたのです。 姪の誕生を通して、私は「自分で産んだ子でなくても愛することができるし、育て