導入する各国政府は少なくとも原価分は負担するので、先進国がまるまるチャリティーとして後進国に配るわけではありません。「きれいな水や予防接種を与えるべきで、コンピュータなぞを与えても無駄になる」という意見は、「先進国以外の国々はどこも不潔で今にも死にそうな子供達ばっかりである」という考えにでも基づいているのでしょうか。最貧国ではないけど次の発展を目指すという国が数百億円を投資しようと思う場合、最貧国の衛生向上のために援助するよりは自分の国の教育に使いたくなるでしょう。 「デジタルディバイドの改善」というのは決してOLPCの人が高々と掲げている目標ではありません。子供がインターネット上の雑多なごみのような情報に触れられるようになったところで、それがいったいどれだけの教育効果を持つのかは僕にも不明です。 紙と鉛筆のほうが良い。というのは一理あるとは思うのですが、教科書の代わりをさせるということに