イブニングに連載されている介護マンガ「ヘルプマン」に出てくる、はすっぱなおばあさん妻夫木蝶子さんが、介護専門学生・北丈夫にいった言葉。 幸せってのはね‥‥自分の人生を他人に売り渡さないことさ 北丈夫がひょんなことから知り合った、同じ団地に住む一人暮らしのおばあさん小暮二三さんが、浴槽の中で腐乱死体で発見される。 北丈夫はその現実を受け止めることができない。息子夫婦と暮らしていれば、こんなことにはならなかったんじゃないだろうか? 自分には何もできなかった。これからどうすればいいんだ? と悩む北丈夫。 もう一度会って聞けるもんなら聞きてえよ!! 北丈夫は、小暮さんの昔からの知り合いだった蝶子さんを訪ねる。北丈夫の気持ちを察した蝶子さんはこう言う。 二三ちゃんは充分幸せだった。それが知りたかったんだろ? 息子夫婦と暮らせなかったに、どうして幸せと言えたんだ? そう思う北丈夫に、再び蝶子さんは言う