Linuxカーネルの開発動向をウォッチしていると、追加/強化されている機能にいくつかの方向性があることに気付きます。仮想化、ファイルシステム、リアルタイム性などなど…… そんなとき目にしたのが、こちらの記事。なんと、コード行数が1,000万行を突破したんだそうです。約8年前にリリースされたWindows 2000が、管理ツールやアクセサリを含む全体で約2,900万行だというのですから、カーネル単体としてはかなりの規模と言っていいでしょう。記事によれば、SLOC(Source Lines Of Code)をカウントするツールで測定したところ、空白行やコメント行を除いた純粋なコードは約640万行だったそうです。 興味深いのは、その内訳です。driversディレクトリ、すなわちデバイスドライバ関連が約52%。fsディレクトリ、すなわちファイルシステム関連が約8.5%。netディレクトリ、すなわち