学校の水泳の授業について、東京都立高校1年の女子生徒から「全員参加ではなく、選択制にしてほしい」との声が、本紙「ニュースあなた発」に届いた。この高校では、水泳の授業で見学や欠席をした場合、200メートルを泳ぐ「補講」を課され、補講に参加しないと体育実技の評価が5段階で最も低い「1」になるという。「生理など体調不良で入れない子もいるのに。おかしい」と生徒は訴えている。(奥野斐) 生徒は6月、本年度の水泳の授業について学校から配られたプリントを見て驚いた。見学などの場合、1回につき400メートルを泳ぐ補講と書いてあった。その後、新型コロナウイルス禍で基礎体力が落ちていることを理由に泳ぐ距離は短縮されたが、それでも200メートルを泳がないといけない。拒否すれば評価は「1」と明記してある。 高校の25メートルプールでは、計約80人が男女別のグループに分かれて同時に授業を受けるという。生徒は「体調不