ビリルビン代謝の流れが複雑でわかりにくいな。 こんな疑問を解決します。 こんにちは、臨床検査技師のユキフルです。 今回は少し複雑なビリルビンの代謝や検査データの考え方について紹介します。 ビリルビンマスターになりましょう。 この記事でわかること ビリルビンとは何か ビリルビン代謝の流れ 高値・低値で考えられること 注意点 ビリルビンとは ビリルビンは、寿命を終えたヘモグロビンの一部が代謝されてできたものです。 ビリルビンは 赤血球のヘモグロビンから生成された間接ビリルビン(非抱合型ビリルビン=I-Bil) 間接ビリルビンが肝臓でグルクロン酸抱合を受けた直接ビリルビン(抱合型ビリルビン=D-Bil) の2種類が存在し、その和を総ビリルビン(T-Bil)と呼びます。 総ビリルビンが1.2mg/dlを超える状態を黄疸と呼び、2~3mg/dlを超えると皮膚や目の結膜が黄色くなるので肉眼でも黄疸だと