2月27日から3月1日まで開催されたMWC2012では3日目、キーノート・セッションでモバイル端末の差別化戦略をテーマにパネル討議も繰り広げられた。事前に配布された資料によれば、OSやアプリ配信システムなどのプラットフォーム戦略が議論されるはずだったが、いざ蓋を開けてみると、もっと単純な話が中心になった。 まずノキアの最高経営責任者(CEO)のStephan Elop氏が先日発表したばかりのスマートフォン「Nokia 808」のカメラの画素数が4100万画素に達したことをアピール。これに対しHTCの最高経営責任者Peter Chou氏は、同じく先日発表した「HTC One」(搭載カメラの画素数は1600万)が動画と写真を同時に撮影できることを述べ、「ユーザーは、このような便利さやトータルなUX(顧客体験)を評価している」と反論した。 この様子を見ていた司会者が「結局、スマートフォンもかつて