ISBN:4873808499:detail この本の第2章 中教審はどう審議したかの中で市川氏は、「新しい時代にふさわしい教育基本法と教育振興基本計画の在り方について」という答申を出すまでの審議の過程について書いている。 それを読めば、中教審の議論が教育基本法について理解不足のまま、また、中身の無い議論が行われたかを知ることができる。 例えば、 今回の中教審では「根本に遡った審議」といわれながら、そうした論議はほとんどなされなかった。教基法は果たして不可欠な法律か。その必要性は認められるとしても、教育の目的や方針を法律で規定してよいものか。国家は教育にどこまで介入することが許されるか。中心となる目的が「人格の完成」でよいのか、など、これらは現行法制定当時から関係者によって根本的な問題として意識されてきたものである。根本に遡って見直すという以上、これらの問題の検討は避けて通れなかったはずで
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