私は、年末から年頭の挨拶の中で「2006年は奢れる者どもが数多く経済犯として摘発される年になるだろう」と予言したが、早速奢れる者の筆頭ライブドア・ホリエモンに東京地検とSECの合同家宅捜索が入った。 偽計取引と風説の流布で株価を吊り上げたという証券取引法違反が主たる容疑だが、ライブドアが投資家や市場をバカにする様々な行為についてはこのHPでも再三苦言を呈してきた。 昨日までのライブドア株式時価総額7000億円の根拠とはいったい何だったのか? 本業やオリジナルのアイディアに株主資本を投下するのが企業本来の姿だ。 売上の立っている既存企業のM&Aをくり返し、MSCB(株価水準によって当初の転換価格が下方に修正されるCB)の引き受けで荒っぽく稼ぐ、そんな成長の演出をマスコミが持ち上げ、多くのミーハー投資家が群がり株価を押し上げたのが真相だ。 そういう意味で違法行為を行ったライブドア以上