スーパーマーケットなどに“米がない”として「令和の米騒動」とも呼ばれる中、話題になっているのが『備蓄米』です。政府は100万トンもの米を備蓄。この備蓄米は何のための米なのか、「品薄」と言われる中でなぜ放出しないのか、農業経済学者の小川真如さんへの取材などをもとに情報をまとめました。 【写真を見る】スーパーは悲鳴『入荷しても30分で売り切れ』でも備蓄米を出さない理由…「農水省は大不作のため準備」と専門家 「コロナ禍の反動」「台風・地震の不安感」などで需要増 小川氏によりますと、今“米が買えない”理由は、簡単に言うと『供給と需要のバランス』だということです。 供給面としては、去年、品質の良い一等米が少なかったということです。しかし、米全体の作況指数(※通常の年を100としたときの、その年の米の収穫量)は101で、品質の良い米は少なかったわけですが、米全体としては特に不作ではなく、普段よりもちょ