ビッグデータといった言葉が流行ると、多くのデータ量によってより良い予測モデルが作れるようになる、より多くの知見が得られるようになる、より良い意思決定ができるようになる、などと思い込みがちです。 しかし、ほんとうにそうなのでしょうか? そこで、今回は少し古い記事になるのですが、起業家のアダム・ロビンソンという人が、より多くのデータはより良い意思決定につながらないどころか、むしろそれは危険な間違いにつながってしまうこともある、という点を今から半世紀前ほどに行われた研究をもとに解説している記事を見つけたので、こちらに紹介します。 以下、要訳。 ほぼ全ての投資家が、若いときに言われたか、直接でなくとも彼らが卒業したビジネス・スクールの決まりきったカリキュラムを通して推奨されたことがあります。 それは、世界のことをより多く理解すれば、彼らの投資結果はよりよくなる、ということです。特にデータに裏付けさ