児童生徒らにわいせつな行為やセクハラをしたとして、全国の公立小中高校などの教職員226人が2016年度に処分され、過去最多を更新したことが27日、文部科学省の調査で分かった。文科省は「教職員として絶対に許されない」と厳しい対応を呼びかけているが、抑止できていないのが現状だ。 処分の内訳は男性223人、女性3人で、合計で15年度から2人増えた。また、懲戒免職されたのは129人で、やはり過去最多だった。被害者は自校の児童生徒(109人)が半数近くを占め、自校の教職員(38人)も多い。処分の対象となった行為は「体を触る」(89人)、「性交」(44人)、「盗撮・のぞき」(40人)が多かった。 わいせつ行為をして処分された教員の中には、別の地域で採用され、再びわいせつ行為をするケースもある。文科省は免職処分を受けた人の情報を教育委員会などが検索できるようにする方針。また、免許管理システムを使った処分