検査と偽って女児の住宅に侵入し体を触ったなどとして、強制わいせつ罪などに問われた住所不定、無職矢崎勇也被告(36)に、さいたま地裁は、懲役3年6月(求刑懲役6年)の判決を言い渡した。石川慧子裁判官は判決理由で「被害者の未成熟さにつけ込んでおり、相当常習性が高い。相応の実刑を科すべきだ」と述べた。 判決などによると、平成27年5月~28年7月、草加市内の小学生女児や女子中学生ら4人の自宅に「検査をする」などと言って侵入し、体を触るなどしたとしている。 県警によると、被告は「成人向け漫画を読んで手法をまねした」と供述。県警は漫画の作者に再発防止に協力するよう配慮を求める申し入れをしていた。