オランダで「ビッグ・ドナー・ショー」(ドナーは臓器)という番組が金曜日放映され、波紋を呼んでいる。 前にも書いたが英国や他の欧州の国々など70カ国で、いわゆる「ビッグ・ブラザー」と題された番組が放映されている。男女のグループが、外界から遮断され、一定期間、一定の場所で生活をし、これをカメラが24時間記録する、というパターンのテレビ・ドキュメンタリーだ。 先週の金曜日、オランダ版が放映されたのだが、この中で3人の臓器移植希望者が番組に参加し、脳腫瘍で末期症状の女性から死後臓器を提供してもらおうと競い合う様子を描いた。政治家たちから「倫理に反する」、「悪趣味」として非難が続出。オランダ憲法によると、まだ放映されていない番組を政治の力で禁止することは事前検閲になるからできないそうで、放映中止にしたいがそうはできず、困った状態になっていた。 このニュースは英国でももちろん大きく報道された。 ところ
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