「今、アメリカの大学でライブラリアンと呼ばれる職業が絶滅しつつある」というショッキングなタイトルの文章がある。図書館と図書館員(ライブラリアン)はどうなっていくのだろう。 私は、googleがいかにこれまでの検索というあり方を変えたとしても、ライブラリアンという人間的なリサーチアシストの機能の必要性は失われることはないと思ってきた。図書館に関わる人々はどう思っていたのだろうか。書籍の未来は危ないとして、ライブラリアンは生き残ると思っていたのではないだろうか。高をくくっていた、というような気がする。 カードを繰り、大型コンピュータを使い、書籍を見つけるという機能、調べている人の検索を手助けし、不明な点は図書館員という専門性によってサポートし、元気づけるというプロの機能が、素人の情報検索の前でその価値を失った、あるいは失ったと思われているとしたら、それはどうしてなのか。 この石松さんとフランス