今回は、Draw2Dのorg.eclipse.draw2d.graphパッケージに含まれるクラスの使用法を紹介します。 ■レイアウト・マネージャを使用しないレイアウト 通常Draw2Dでフィギュアをレイアウトする場合は、org.eclipse.draw2d.LayoutManagerインターフェイスをインプリメントするレイアウト・マネージャ・クラスを使用するか、IFigure#setBoundsメソッドを使用して直接配置を行う方法を使用しますが、Draw2Dにはこれ以外にもフィギュアのレイアウトを行うためのクラスが用意されています。それが、org.eclipse.draw2d.graphパッケージに含まれるクラス群です。これは、フィギュアとコネクションをコネクションがフィギュアに重ならないように、一定の法則によってそれらをレイアウトするためのものです。以下に、このパッケージに含まれるクラス