泉鏡花は、36歳から65歳で亡くなるまでの約30年間を麹町土手三番町、下六番町で過ごした千代田区にゆかりの深い文学者です。 本展は、鏡花生誕140周年を記念し、これまで泉鏡花の生涯や作品にあまり馴染みのなかった方にも楽しんでいただける展示です。鏡花の人生に影響を与えた人物や出来事を追いながら、その人物がモデルとして描かれている作品や、その人物が関わった作品をパネルで紹介します。また、7月29日~8月28日の期間限定で、石川近代文学館所蔵の鏡花の直筆葉書や、俳優喜多村緑郎の「鏡花さんの思出」の原稿など貴重な資料も展示します。 鏡花の人生や交友関係を知ることで、作品の味わいも変わってくることでしょう。また、生誕140年を記念して、各地で展覧会やイベントが開催されます。それらを楽しむためにも、鏡花の生涯と作品をふり返ってみてはいかがでしょうか。 関連展示『絵本 化鳥』原画展 場所:千代田図書館9