2013年に演劇「ファッツァー」で共演し話題を呼んだ劇団・地点とロックバンド・空間現代。同作は国内のみならずロシアや中国で再演され、今もなお話題を集めている。そして彼らは音楽ライブでのコラボを幾度か挟み、国際的な舞台芸術の祭典「フェスティバル/トーキョー15」内の1プログラムとして上演される新作「ミステリヤ・ブッフ」で再びタッグを組む。今回音楽ナタリーでは地点の演出家・三浦基と、空間現代の野口順哉(G, Vo)、古谷野慶輔(B)、山田英晶(Dr)の対談をセッティング。2組の出会いや「ファッツァー」上演までの舞台裏、「ミステリヤ・ブッフ」の詳細について語ってもらった。 取材・文 / 高橋拓也 撮影 / 宮腰まみこ 三浦基 最初は空間現代のみんながライブに招待してくれたんですよ。京都のライブハウス、METROってところで。 古谷野慶輔(B) 僕が地点の演劇を好きだったんです。 三浦 どの作品を