公立学校内の人事決定に教員が不適切に関わる「校内人事」問題が大阪で突出して多いことをめぐり、大阪府の松井一郎知事は31日、府教委の陰山英男教育委員長と委員長職務代理者を務める小河勝教育委員について「責任を取るのは当然だ」と述べた。大阪市内で記者団の質問に答えた。前日には、府知事時代に両氏を登用した橋下徹大阪市長も「府教委の大失態の責任を取って陰山氏は辞めるべきだ」と批判しており、陰山氏の進退問題に発展する可能性もある。 松井氏は「橋下知事時代に両氏は(校内人事については)『何ら問題なし』と言ってきたが、実際は大問題だった」と不快感をあらわにし、「おかしかったなら、教育を受けた子供たちに『悪かった』と謝らないといけない」と述べた。 さらに、両氏が平成20年10月、大阪の学力向上を目的に選任されたにも関わらず、文部科学省の全国学力テストで依然最下位レベルと低迷していることについて、「(陰山氏は