目の見えない視覚障害者が本をどのように「読む」のかご存知でしょうか。点字で書かれた本を指で触るだけではありません。実は、多くの視覚障害者が、全国のボランティアが本を朗読した音声を聴くことで本を読んでいます。 東京・高田馬場にある視覚障害者のための図書館「日本点字図書館」では、一般のベストセラー小説同様に、官能小説も多く借りられているという現状があります。性のコンテンツに関しても、音声が彼らの消費の入り口になっているようです。 12月12日に、視覚障害に関わるNPO団体スタッフが中心となる有志団体「カフカ」さんが、DJ・作家のロバート・ハリスさんや落語家の立川志の彦さんを読み手・話し手としてゲストに迎え、官能小説の朗読や色恋にまつわる落語の鑑賞イベント『聴いてたのしむ「おとなの色恋ナイト」』を開催します。「“障害者のために”という偏った想いではありません」と話す、カフカの水谷オサムさんと内田